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EGFによるシミ対策 [基礎知識]

EGFを肌に塗布することで、皮膚の生まれかわりは活発になります。その結果、メラニン色素が沈着し難くなり、シミの予防や改善が期待できます。EGFはシミ対策にとって非常に重要な成分であると言えます。


ここでは、EGFの効果を示す実験結果を紹介しましょう。アメリカのブラウン博士が行った臨床実験で、特許(USPat. #5618544)も取得されています。


この実験は濃度0.00001%のEGFを7名の被験者に60日間塗布して、表皮新生細胞の成長率が試験前の何%アップしたかを調べたものです。被験者の年齢は、32歳~62歳です。


結果は、7名の平均で284%、成長率がアップしました。しかも、年配の人ほど成長率のアップが著しく、62歳の人が825%アップ、60歳の人が700%アップしたという結果が得られました。


しかも、62歳及び60歳の人のEGF塗布後と32歳の人の塗布前を比べると、62歳&60歳の方が表皮新生細胞の成長率が高くなっているのです。つまり、60歳以上でもEGFを塗布することで、32歳よりも表皮細胞が活性化されるということがわかったわけです。


ブラウン博士の臨床実験は素晴らしい結果が得られたのですが、濃度に注意してください。濃度0.00001%のEGFで上記の結果が得られたのです。濃度がもっと低ければ、成長率のアップも小さくなるでしょう。


現在、EGF配合のアンチエイジング化粧品が増えています。一般に、それらのEGF濃度はユーザーにはよくわかりません。ブラウン博士の臨床実験の100分の1の濃度でも、EGF配合には違いありません。


そこで、EGF配合のアンチエイジング化粧品を購入する場合は、日本EGF協会認定のものを選ぶとよいでしょう。日本EGF協会は中立的な立場でEGF化粧品の濃度の評価を行い、ブラウン博士の実験のEGF濃度を基準にして、これをクリアした化粧品を認定しています。



タグ:シミ対策 EGF
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成長因子EGFで肌の若返り [基礎知識]

肌のターンオーバーは角質が肥厚する事で乱れますが、加齢によって表皮細胞の分裂や成長が鈍くなる事はさらに根本的な原因です。皮膚の細胞が元気でなくなれば、新しい肌になかなか生まれかわれないのです。


角質の肥厚がベルトコンベヤーの出口を塞ぐことなら、表皮細胞の衰えはベルトコンベヤーのパワーが下がるようなものです。


これは、メラニンの沈着、シミの生成に直結します。なかなか、メラニンを排出できないため、メラニンがいつまでも残って肌の色が悪くなったり、シミとして定着したりしやすくなります。


そもそも、表皮細胞の分裂や成長が減速するのは、EGF(上皮細胞増殖因子)というタンパク質の分泌が年齢とともに減るからです。EGFは成長因子と呼ばれるものの一種で、言ってみれば、肌の生まれかわりのアクセル役です。


減ったEGFを外から補ってあげると、表皮細胞が再び活性化することが臨床実験でわかっています。EGFで肌の若返りが期待できるのです。


このため、アンチエイジング系や美白系の化粧品にEGFが配合されることが増えています。また、プラセンタにもEGFを初めとする各種成長因子が含まれています。


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ビタミンAとターンオーバーの正常化 [基礎知識]


肌のターンオーバーを正常に保つことは、若々しい肌を維持する上で決定的に大事なことです。これは、シミ予防や美白の面でも同じで、どんどん新しい細胞に入れ替わる肌はメラニン色素が溜まりにくく、シミができにくい肌であると言えます。


しかし、年齢とともにどうしてもターンオーバーは乱れ、色素が沈着しやすくなります。角質が厚くなることもターンオーバーを乱す原因です。角質が硬く厚くなることは、皮膚の新陳代謝というベルトコンベヤーの出口を塞いでいるようなものです。なかなか古い角質が剥がれ落ちないから、新しい皮膚に入れ替わる事ができないのです。


ビタミンAはこのような状況を改善します。ビタミンAは古い角質を取り除いて新しい皮膚に入れ替わるのを促します。その結果、シミを予防したり改善する効果が期待できます。


そのため、ビタミンAは多くの美白化粧品、シミ取り化粧品、アンチエイジング化粧品に配合されています。


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シミとメラニン [基礎知識]

シミや美白といった話の主役(悪役?)はメラニンという色素です。元々は人間の皮膚を有害な紫外線などから保護するために作られるものです。紫外線を浴びるとメラニンが作られるわけで、考えてみればうまくできた防御システムなのです。


しかし、本来は自分の身を守る防御システムも、度を越すと邪魔になったり、あるいはうまく働いてくれないこともあります。例えば、頑固にいつまでも居座ってしまうシミなどはその例でしょう。


人間の肌にはターンオーバーというものがあり、絶えず新しい皮膚に置き換わる仕組みができています。この仕組みが正常に働いていれば、メラニンは一定期間で体外に排出されます。若く健康な肌では28日周期で皮膚の入れ替えが行われますので、メラニンもこの周期に合わせて排出されるはずです。


ところが、加齢、角質の肥厚など、さまざまな要因によってこの周期が延びると、メラニンが排出されずに沈着しやすくなります。このようにして、典型的なシミは作られます。


シミができないように予防する方法は、皮膚のターンオーバーを正常に保つことと、そもそもメラニンを作らせないようにすることです。


しかし、相当量の紫外線を浴びているのに人為的な方法でメラニンを作らせない、というのも考え物です。なぜなら、メラニンの生成自体は人間の防御システムだからです。ある程度、機能させておかないとマズイものなのです。


ということで、シミ予防としては、まず、皮膚のターンオーバーを正常に保つことをメインに考えるのが良いと思います。



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